『壁の男』、小説推理新人賞

 現在発売中の「オール讀物」6月号に、連載中の『壁の男』の最終回が載っています。単行本化は11月。あまりにもわけのわからない作品なので、連載で追ってくれていた人が果たしていたのかどうか。最後まで読めば、「ああ、そういうことだったのか」とすべて納得してもらえるはずなんですが。

 それと、今日は小説推理新人賞の選考会。去年は粒ぞろいで、どれが取ってもいいと思っていたけど、今年はひとつしかない。他の四つには見過ごせない穴がある。でも、ぼくがそう思っていても他の選考委員は意見が違ったりするんだけどね。どうなりますか。
 この選考会は好きだったんだけど、残念ながら今年で終わり。来年は久しぶりに選考委員のお役目がなく、次は再来年に長編の新人賞の選考委員をやります。