今年の予定。

 明けましておめでとうございます。
 昨年は本がぜんぜん売れませんでした。生活が大変で、本を買うどころじゃないですよね。皆様のご健康とご多幸のために(自分の収入のためではなく←ちょっとはあるけど笑)、今年は早く普通に暮らせる一年になって欲しいと思います。

 今年はまず、来月にKADOKAWAから新作『悪の芽』が出ます。そろそろプルーフ本ができあがるので、読んでみたいという書店員さんはぜひKADOKAWAの営業にお申し出ください。読んだ価値があった、と思える作品になっているはずです。
 四月には、『神のふたつの貌』新装版が出ます。品切れ状態になっているので、復活はありがたいです。
 秋には、『邯鄲の島遥かなり』が出ます。四百字詰め原稿用紙にして、3200枚の作品です。全三巻なら、一冊ずつ三ヵ月連続刊行になると思います。八月九月十月か、九月十月十一月、といったペースになるでしょう。『百年の孤独』みたいな話です。
 新作は、「ハーシュソサエティ」の第五話に取りかかっています。この連作、これまでに100枚の中編を四本書きましたが、今回は長編になります。300枚から400枚書いて、中編四本とともに単行本にします。単行本は来年ですね。
 他に、もう一本長編連載をスタートするつもりです。
 今年の予定はこんな感じですね。ここ数年、三年に二作ペースでしか新刊が出せませんでしたが、それを一気に取り返す年になります。今年もどうぞよろしくお願いします。