文庫版『悪の芽』

文庫版『悪の芽』、発売されました。 解説は石井光太さんにお願いしました。本文を補完する素晴らしい解説なので、まずは解説だけでも店頭で読んでみてください。

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 今年はまず、今月『悪の芽』の文庫が出ます。ここ数年出している本の内容を考えると、この『悪の芽』を起点としたテーマをずっと追っている気がします。ですので、ぼくにとっては新たな出発点だったようです。 二月には、…

『龍の墓』についてのインタビューを、いくつか受けております。 「ダ・ヴィンチ」2024年1月号「週刊ポスト」11.17/24号(←すみません、最新号が出てしまいましたが、ヤフーニュースにこのインタビューが転載されていたので、ネット上には存在すると思います…

『龍の墓』、『慟哭』『愚行録』30周年カバー。

新刊『龍の墓』は22日発売です。すでに店頭に並んでいるところもあるようですが。 例によって、サイン本をたくさん作りました。もし見かけたら、手に取ってみてください。 バリバリの本格は二十年ぶりです。二十年前の作品『被害者は誰?』を出したときは、…

『龍の墓』単行本。

また長らく放置してしまいました。「小説推理」連載の『龍の墓』は、すでに完結しております。11月に単行本になります。 ライアン・レイノルズ主演の『フリーガイ』に触発されて書いたのに、なぜかバリバリの本格になってしまいました。なので、若手本格の書…

今年の予定。

今年初の更新が二月になってしまいました。 毎年、最初の更新で一年間の予定を書いていましたが、今年は特に書くことがありません。『ひとつの祖国』と『龍の墓』の連載を継続するだけですねぇ。『ひとつの祖国』の連載は終わると思うんですが、単行本化には…

仕事いくつか。

生活環境の変化で、ぜんぜん更新できませんでした。滞っていた間の、というかそれ以前でも忘れていた仕事があるので、箇条書きにします。 6月 「あなたを忘れない」小説新潮7月号掲載10月 『罪と祈り』(実業之日本社文庫)発売10月 『龍の墓』小説推理12…

『追憶のかけら 現代語版』、『微笑む人』新装版。

『追憶のかけら 現代語版』と『微笑む人』の新装版ができました。『追憶のかけら 現代語版』の発売日は8/5、『微笑む人』も同じ頃じゃないかな。 立て続けに本が出ているので、ページの更新が追いつきません……。でもこれで終わりじゃなく、まだ一冊あるんだ…

『プリズム』、『紙の梟』、トークイベント。

更新が滞ってしまいました。 情報がたくさんあります。新刊が二冊も出てしまいました。『プリズム』の実日文庫版が発売中です。それと、早いところでは今日、新作の『紙の梟 ハーシュソサエティ』が店頭に並んでいます。『プリズム』は創元推理文庫版と中身…

新刊、新連載、その他。

ぜんぜん更新できていませんでした。ってことは、そこそこ忙しいのか。今も継続中なのだけど、今日は新聞休刊日なので少し時間ができた。 朝日文庫版『迷宮遡行』、とっくに発売されています。 「小説トリッパー」での新連載『ひとつの祖国』、とっくに始ま…

『ナイル殺人事件』。

映画『ナイル殺人事件』にコメントを寄せました。基本的に映画へのコメントはお断りしているのですが、今回は原作が大好きなのでつい引き受けてしまいました。 割と長めの字数を指定されたので、もっと短く言えるのにと思いつつ膨らませて書いたら、他の人の…

明けましておめでとうございます。

皆様、明けましておめでとうございます。 昨年はデビュー以来初めて、一年で四冊の新作を出せました。そのうちの三冊、『邯鄲の島遥かなり』は六年がかりで書き上げた作品だったので、これを単行本にできたのは達成感が大きかったです。小説家としてひと区切…

『邯鄲の島遥かなり』サイン本。

久しぶりに書店訪問をしました。以下の書店さんで、『邯鄲の島遥かなり』にサインをしてきました。 紀伊國屋書店横浜店 上中下ブックポート鶴見店 中下(上のサイン本もあり)TSUTAYA三軒茶屋店 下(上中のサイン本もあり) そろそろ下巻まで読んだ人もいる…

『邯鄲の島遥かなり』下巻のサイン本。

27日に新潮社に行って、『邯鄲の島遥かなり』下巻のサイン本を作ってきました。 それと、29日には八重洲ブックセンター八重洲本店さんに伺って、下巻だけでなく全三巻にけっこうたくさんサインをさせてもらいました。下巻に特典としてつくインタビューもして…

「紙の梟」、『邯鄲の島遥かなり』下巻。

現在発売中の『別冊文藝春秋』11月号に、「紙の梟 ハーシュソサエティ」後編が載っています。単行本化は、前にも書いたとおり某作品とのそっくり問題があるので、どうなるかわかりません(泣)。 『邯鄲の島遥かなり』下巻の見本ができた。今回はこんな感じ…

八重洲ブックセンターで『邯鄲の島遥かなり』中巻のサイン本。

昨日、八重洲ブックセンター八重洲本店さんに行って『邯鄲の島遥かなり』中巻のサイン本を作ってきました。上巻も追加で、かなりサインさせてもらいました。 通販もやってますので、遠方の方はご利用ください。

『邯鄲の島遥かなり』中巻サイン本。

昨日、新潮社に行き『邯鄲の島遥かなり』中巻のサイン本を作ってきました。 今回は発売予定日よりかなり早く店頭に並んでいたようですね。サイン本はこれから配本になるので、少しお待たせすることになってしまい、申し訳ありません。 全三巻のうち、中巻だ…

『邯鄲の島遥かなり』中巻。

『邯鄲の島遥かなり』中巻の見本ができた。序破急の破にふさわしい佇まいで、満足。 28日発売ですが、今回はかなり初版部数が少ないです。もともと新潮社は初版部数を絞る傾向にあり(他社の三分の二)、加えて複数巻本の場合はどうしても部数が減っていくの…

「読売新聞」インタビューと、それとはまったく関係なく大ショックだったこと。

昨日(9/6)の読売新聞夕刊に、『邯鄲の島遥かなり』についてのインタビューが掲載されました。 上中下三巻本で三ヵ月連続刊行という形だと、インタビューはどうしても下巻が出た後になってしまいますが、やはり上巻の時点から手に取ってもらいたいので、こ…

八重洲ブックセンター、「波」9月号。

八重洲ブックセンター八重洲本店さんで、『邯鄲の島遥かなり』上巻のサイン本を作ってきました。通販もやるそうです。 中巻下巻も、新潮社に行きサイン本を作る予定です。八重洲ブックセンターにも行きます。 それと、「波」9月号に『邯鄲の島遥かなり』上巻…

『邯鄲の島遥かなり』サイン本。

新潮社に行って、サイン本を作ってきました。今回は定価が高く、初版部数も少ないのですが、これまでと変わらず150冊くらいにサインをさせてもらいました。 どこの書店さんに配本されるかは著者もわからないのですが、八重洲ブックセンター八重洲本店さんに…

『邯鄲の島遥かなり』上巻発売。

全国的にはまだでしょうが、一部書店で『邯鄲の島遥かなり』上巻が発売されました。上巻だけでもかなりの分厚さで、これが三冊ですから、金銭的にも労力的にもかなりの負担を強いてしまいますが、それに見合う面白さだと自負しています。 いつもの重苦しいト…

『邯鄲の島遥かなり』上巻、ハーシュソサエティ第五話「紙の梟」。

『邯鄲の島遥かなり』上巻の見本ができた。ぼくがイメージしたとおりの造本で、本当に嬉しい。 上巻単独だと普通の時代小説っぽいけど、三巻並べると「なるほど」と思ってもらえる仕掛けになっています。これはぼくのアイディアで、言うのは簡単だけど実際に…

著作ページを更新しました。

ようやく『罪と祈り』と『悪の芽』のページを作りました。その他、『神のふたつの貌』『壁の男』『宿命と真実の炎』のページも更新しています。 PCとスキャナを買い替えたら使い勝手が変わってしまい、それで更新が億劫になってしまっていました。でも、コロ…

『邯鄲の島遥かなり』プルーフ本。

『邯鄲の島遥かなり』上巻のプルーフ本ができた。すでにかなり嬉しいので、どんな感じか写真をアップしますね。面白そうだと思いません? もし読んでみたいと思われた書店員さんがいらっしゃったら、新潮社の営業の人にぜひ申し出てください。

『Arc アーク』。

『愚行録』を映画にしてくれた石川慶監督の最新作『Arc アーク』に推薦コメントを寄せました。 wwws.warnerbros.co.jp 『愚行録』は改変を加えることで原作のテイストを再現し、『蜜蜂と遠雷』では原作に忠実に映像化をしていたけど、今回はかなり大胆にアレ…

乱歩賞選評、「ハーシュソサエティ」、執筆ペース。

発売中の「小説現代」7月号に、第67回江戸川乱歩賞の選評が載っています。 珍しく、示し合わせたように五人の選考委員がほぼ同じことを言っている。それくらい受賞作と落選作の間に明白な差があったということだし、受賞作の欠点もはっきりしているというこ…

『悪の芽』スミセイベストブックインタビュー。

「スミセイベストブック」7月号に、『悪の芽』のインタビューが掲載されています。住友生命の顧客だけが入手できる雑誌なので、見る機会が少ないかもしれませんが、発行部数はすごく多いそうです。ありがたい媒体です。 これで、『悪の芽』のインタビューは…

『悪の芽』夕刊フジインタビュー。

4/30発売の夕刊フジ(5/1って日付になってるけど、一日前に発売するものなの?)に『悪の芽』のインタビューが載っていました。かなり大きい記事になっていて、びっくり。ありがたいことです。 あともうひとつインタビューを受けてるんだけど、もしかしても…

『悪の芽』オール讀物インタビュー。

「オール讀物」5月号に、『悪の芽』のインタビューが載っています。