報告が遅くなりましたが、文庫版『私に似た人』が発売になりました。
現在、PCが故障中のためホームページが更新できず、ブログのみの更新になります。
で、数日前のことになってしまいますが、三省堂書店神保町本店さんにて、以下の本のサイン本を作ってきました。
『私に似た人』
『愚行録』
『ミハスの落日』
『後悔と真実の色』
『宿命と真実の炎』
『宿命と真実の炎』以外は文庫です。
これらの本をお求めの方は、神保町まで足をお運びください。
WOWOWへの怒り。
このようなことをドラマ放送前に原作者が表明するのは珍しいと思う。ただ、無理もないことと理解を得られるものとも思っている。
ドラマ『犯罪症候群』はシーズン1が終了した。その最終回の途中と最後に放送されたシーズン2の予告を見て、驚いた人は多いだろう。思い切りシーズン2のネタばらしをしていたからだ。
原作を読んでいない人のために説明すると、そのネタはむろん原作にもある。しかも、中盤以降で判明する大ネタと言っていい。原作である『殺人症候群』は発表当時から高評価を得てきたが、それには少なからずこのネタによる驚きも寄与していたはずだ。そうでなくても、ここではネタと言い表しているトリックやどんでん返しは、ミステリーの命である。簡単にばらしていいものではなく、ネタばらしは出版業界では最悪のご法度である。
だから、ドラマ化の打ち合わせの際にも、ネタの扱いには慎重さを求めていた。もっと具体的に言えば、どのタイミングでネタを明かすかまで事前に決めていたのだ。
にもかかわらずWOWOWは、その約束を破った。しかもそれは、原作者に対する裏切りだけでなく、視聴者の興味を削ぐ罪深いものである。
このようなことは、とうてい許されるものではない。よって、ここで怒りを表明しておく。
すでに放送されてしまったものは、取り返しがつかない。だからぼくとしては、WOWOWはこういうことをする放送局だから気をつけろと、同業者に警告することしかできない。
ともあれ、物語を大事にしない放送局はドラマを作る資格がない。WOWOWにはドラマ作りの資格がないと、断罪しておく。
念のためつけ加えておくが、出演者の皆さんの熱演は賞賛に値するものだと思う。このドラマを面白いと言ってくださる人が多いのは、その熱演の賜物だ。ぼくが問題としているのはWOWOWの宣伝姿勢であり、出演者の皆さんの努力とは関係がない。そこは、この文を読む人もしっかり分けて受け止めて欲しい。
王様のブランチ。
明日5/27(土)9時30分からTBS系列で放送の「王様のブランチ」に出演します。『宿命と真実の炎』について語ります。
最近は知らない人に声をかけられることが増えたから、なるべく顔写真を出さないようにしてたんだけど、ブランチに出たらこれまでの努力は無駄の泡だよね(笑)。
顔写真NGなら駄目、というインタビューを一件断っちゃったんだけど、こんなことなら応じておけばよかった……。
またサイン本。
またサイン本を作ってきました。
八重洲ブックセンター八重洲本店
『宿命と真実の炎』
『後悔と真実の色』
『壁の男』
三省堂書店池袋本店
『宿命と真実の炎』
『後悔と真実の色』
どちらでも、すでにかなりの冊数が売れているとのことで嬉しいです!
『宿命と真実の炎』のサイン本。
三省堂書店神保町本店で、『宿命と真実の炎』のサイン本を作ってきました。
他に『後悔と真実の色』、『愚行録』、『失踪症候群』、『誘拐症候群』、『殺人症候群』にもサインをしてきましたよ。
他にも都内と横浜の書店さんでサインをして回ります。サイン本をご所望の方は、お近くの書店でお買い求めください。