『邯鄲の島遥かなり』上巻、ハーシュソサエティ第五話「紙の梟」。

『邯鄲の島遥かなり』上巻の見本ができた。ぼくがイメージしたとおりの造本で、本当に嬉しい。

 上巻単独だと普通の時代小説っぽいけど、三巻並べると「なるほど」と思ってもらえる仕掛けになっています。これはぼくのアイディアで、言うのは簡単だけど実際にやるのは難しいよなと考えていたら、イラストレーターの浅野隆広さんが見事に応えてくれました。三冊揃うのが楽しみ。

 配本日は25日ですが、早いところもあれば遅いところもあるかも。

 それと、新潮社に行ってサイン本を作りますが、26日の予定です。店頭に並ぶのはさらに後になるので、サイン本を欲しい方は少しお待ちください。

 他の出版社は発売の一週間くらい前にサイン本を作るので新潮社は遅いなと思ったけど、逆に本ができあがってから配本するまでが他社より早いのかも。

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 それと、久しぶりの新作が雑誌に載りました。「別冊文藝春秋」9月号にハーシュソサエティ第五話「紙の梟」が掲載されています。結局240枚の中編になったので、前後編の二回掲載です。